青色の愛を

好きになったら負けって、つまりそういうこと

新たな世界に行く君へ

始まりは突然で、

2012年の春、幼馴染に勧められてドラマを見ただけだった。

家のテレビに映った君を見て一瞬に恋に落ちた。

"恋に落ちた"だなんてそんな大袈裟な…って思う人もいるかもしれない。

けれどあの頃の私とってあの出会いは衝撃でそれはもう瞬く間に君に心を奪われてしまったのだから"恋に落ちた"と表現するのはきっと正しいのだと思う。

 

 

 

 

私は熱しやすく冷めやすい人間だった。

それはきっと周りに合わせて流行りものを好きだと言ったりしていたから心の底から好きと思って何かを見たことがなかったからなのだと思う。

 

樹くんはそれを変えた。

樹くんを好きになって生きる世界が180度変わった。毎日楽しくて楽しくてたまらなくって、学校が終わると録画していたドラマを何度も見て夜は樹くんが出演していたNHKの番組をリアルタイムで見た後にまた録画していたものを見たりしていた。その時間が幸せだった。どんなに辛いことがあっても樹くんを見ると元気になれた。

 

 

樹くんを好きになり少し経った頃、同じ様にジェシーくんにハマった幼馴染が少クラの存在を教えてくれた。歌を歌う、アイドルをしている樹くんの姿を初めて見た。それはもう、すっごくすっごくかっこよかった。今までドラマのやんちゃなお兄さん、バラエティで頑張って仕切ったり無茶振りに困ったようにクシャッと笑ったり、かと思えば自分からボケにいくする樹くんの姿を見ていたから、アイドルを(後に王道とは違うことを知る)(でも私はそれが好きだし私の中では王道) している樹くんの姿は新鮮で、そしてそれが私の好きを加速させた。

 

 

 

 

いつしか樹くんがそして樹くんと共にいる5人が私の生活の中心になっていた。と言ってもあの頃まだまだ幼なかった私にはテレビを見る事と必死に貯めたお小遣いでジャニショの生写真を買ったりアイドル誌を買ったりする事くらいしか出来なかったけれど、でもそれが幸せだった。

 

 

 

しかし、変化は突然訪れた。

 

樹くんを好きになって10ヶ月程経った頃いつも通り少クラを見たらもう6人での姿はなかった。

最初は今週だけでしょとか今週も?じゃあ来月こそは6人でしょ!とか思っていた。でもそれは一向に変わることがなかった。

音も立てずに静かにバカレア組は終わり、Jr.戦国時代が始まっていった。

寂しかった。変わらず樹くんの事は大好きで樹くんを見ている時間は幸せで、でも何か足りなかった。その答えは分かりきっていて横にならぶ5人がいなかった事だ。

 

 

今思えばこれが私が初めて受けたJr.担としての洗礼だったのだと思う。変化は突然訪れ、昨日の当たり前は今日の当たり前じゃない。そんなJr.担としては当たり前の事をJr.担を初めて10ヶ月程経った時に知るんだからあの時代にしたら私は相当恵まれた環境でJr.担をスタートさせたのだと思う。

 

 

 

 

俗に言うJr.戦国時代の頃、きっと樹くんが一番迷っていた頃、私は樹くんに追いつけなくなっていった。私生活が変化し忙しくなり単純に見る時間が減った事と、その頃たまたま誘われて行ったコンサートの音楽に光の速さで吸い込まれてしまったからで、この音楽は後に私の好きな音楽を形成する大事なものになるんだけれどこの人たちの事を書いていたらまたそれで1本ブログを書けてしまうので省略します(笑)

 

 

 

個人戦時代、4人になったり5人になったりしていたけどやっぱり6人での姿がない事はずっと寂しかった。その中で救いだったのは樹くんがステージに立ち続けてくれていた事だった。本当に本当にありがとう。

 

個人戦時代、ずっと寂しいとか嫌とかマイナスな感情だったわけじゃない。

 

ガムパでJr.の仲間たちと楽しそうに笑う姿も、初代チーム羅で最高の仲間と過ごしていたあの夏も個人戦時代の樹くんの事も本当に本当に大好きだった。

 

 

 

時間が経ち、私も気持ちが追いつかなくなって離れていたところにとんでもない情報が舞い込んできた。

 

"6人にグループ名がついた"

 

 

Twitterに突如流れてきた文字を何度読み返したのか分からない。びっくりした。そしてそれ以上に嬉しかった。

 

グループ名はSIXTONES(シックスストーンズ) (まあ発表してすぐ後にはIXが小文字になってSixTONES"ストーンズ"になるのですが…)

由来を聞いて彼らにピッタリだなって思った。心の底からおめでとうと思った。グループ名がついたということは前みたいに突然の解体もないんだなって凄く安心したのを覚えている。

 

 

そこからの時間は一瞬だったのだと思う。

"思う"と書いたのはこれを機に少し安心した私は少し樹くんとの距離があいたからだ。

 

あの頃、距離を置いてしまったことすごく後悔してる。ごめんね。不安だったあの頃を近くで見れなかったこと本当にごめんなさい。

 

 

 

 

 

それから時は経ち2017年冬私はまた君に恋をしました。たまたま見た少クラ映ったじゅりちゃんくんを見て初めて見た時と同じくらい胸が高鳴りました。久しぶりに見る樹くんはすごく大人になっていてすごくかっこよかった。SixTONESはどこにも負けないくらい輝いていていて、久しぶりに見たのに何故か凄く誇らしかったのを覚えている。

 

 

そして2018年。

Jr.祭りの発表と同時に横浜アリーナで単独公演が決まった。たった一度きりの横浜アリーナ単独公演。凄かった。何を言葉にすればいいか分からないくらい凄かった。凄いといか言えないくらい圧倒された公演だった。

 

それからはもう時間が瞬く間に過ぎていった。

今日まで本当に一瞬だった。ジャニーズJr.チャンネルが開設されたあの日も、Jungleが100万回再生されたあの日も、サマパラも、少年たちも、YouTubeのアーティストプロモキャンペーンに日本人で初めて選ばれて沢山の広告が張り出されてJAPONICA STYLEのMVができたあの日も、2度目の横浜アリ単独と宮城での追加公演、結成日の城ホも、ついにデビューが発表された東京ドームも、デビュー前最後のツアーも、そしてデビューを引っさげたツアーが始まったのも全部全部一瞬で過ぎていった。

 

デビューが発表された東京ドームの日、私は会場にいて隣には樹くんを好きになるきっかけをくれた幼馴染がいた。正直、あの日の記憶はほとんどない。デビュー発表された時、一度立ち上がったあと膝から崩れ落ちて泣いていた。でも一度立ち上がったという事はやっぱり嬉しかったんだと思う。だって、大好きだから。ずっとその発表を待っていたのだから。ずっと大好きな樹くんのデビュー発表はこの目で同じ場所で見届けたいと思っていたから。だからこの一瞬の気持ちは絶対に大事にしていかなきゃなと思う。

 

 

 

 

初めて君を知った時からずっとデビューして欲しかった。

ずっとずっと"カタチ"が欲しかった。

 

明日それが叶います。

 

私が君を好きになった時まだ君は高校2年生で、私はまだまだ幼かった。

時が経ち、君は24歳になっていて私は社会人になっている。

決して短くはない。むしろ長かったと思う。

ジャニーズJr.としてステージに立ち続けてくれてありがとう。

嫌いだと言っていたラップがいつしか樹くんにしか出来ない唯一無二の武器にもなりましたね。苦しそうな顔をしていた時代から比べると顔つきも優しくなって笑顔も昔よりもっともっと増えたね。周りをよく見ていてたくさん気遣ってくれて誰も傷つけない優しい言葉をくれてありがとう。全てを賭けたと言ってくれてありがとう。樹くんがいるから今の私がいます。

 

 

ジャニーズJr.SixTONESの田中樹くんが大好きでした。ジャニーズJr.内グループSixTONESが大好きでした。

 

 

序章、第1章を越え、明日からはSixTONES第2章の始まりです。この先どんな未来があるかなんて何もわからないけれど花道だけをみて歩いていこうね。常に上を見てまだ誰も見た事ない道を歩こうね。

 

 

 

 

 

新たな世界へ行ってらっしゃい。